2007年10月22日月曜日

TLM50改とMCX80のシリンダーヘッド

処分する為の分別で引っ張り出した、TLM50とMCX80のシリンダーヘッドです。




MCX80の燃焼室はスタンダードのままですが、TLM50のヘッドは削りまくってます。




盛り上がってる部分がほとんど無くなり、GM2の文字まで削ってますね。
正しい記憶はなくなりましたが、圧縮比10対1を目指して、ペーパーで此処まで削ったんです。そうとう暇人ですね。排気ポートは23~26mm位だったのでしょうか?
このヘッドも処分する事にしました。MCX80のヘッドは記念に残しておきます。


2007年8月18日土曜日

TLM80 排気部分の改造

やまサンのリクエストにより、TLM80のエキゾースト部分の改造について・・・

私が使用してたTLM80のチャンバーです。




ほとんどスタンダードです。
ご存知のように、2ストロークはチャンバーまでがエンジン。その形状や長さで性能や特性ががらっと変わります。ロード用で有れば、各社からストリート用やレース用など、かなりの種類が販売されてきましたが、トライアル用となると皆無。
CRM80やMTX80用の流用も考えられますが、そのまま付けられるとも思えず、改造は必至。また、トライアル性能を重視する私の場合、スタンダードの流用が最も無難な選択でした。




50ccと80ccは、排気口の大きさとスタッドボルトのピッチが違います。50ccが56mm、80ccが約65mm。













真っ赤に錆びた部分が、製作したエキゾースト部分です。パイプ径は約32mm。あまりに錆びてて正確な寸法が分りません。ホームセンターで手に入れた物です。
フランジ部分は、社外品のNSR80用を切り取り使ってます。




パイプに砂を入れ、大きなバーナーで炙りながら曲げるのが本来の曲げ加工でしょうが、肝心の火力の強いバーナーが無く、鉄ノコで切り込みを入れて曲げ、アーク溶接しました。黄色のマーキング箇所が切り込み&溶接部分です。外側が少し山のようになってるのが分ると思います。




内側の曲がりのきつい部分の溶接に苦労しました。アークでの薄いパイプ溶接は難しく、何度も排気漏れが有りロー付けした箇所も有りますが、最終的にはTIG溶接で補修しました。最初からTIG溶接すれば仕上がりも綺麗で、排気漏れも起こさない事でしょう。
当然、チャンバー本体と自作エキゾースト部分は、車体に取り付けてから溶接するのですが、仮付けして車体から外せないと大問題です。私の場合は、知恵の輪のように回しながら何とか取り外せました。




排気口の所も、ガスケットの厚みが足りずに排気漏れを起こしてましたので、アルミ板をガスケットと同じ大きさに切り取り挟み込んでました。厚みは0.2~0.3位だったと思います。これでバッチリ止まります。
排気漏れは顕かなパワーダウンを招きます。場合によっては50ccのパワー以下にも成りかねません。
チャンバーはエンジンです。しっかり作り込みましょー。
ほんじゃね~。


2007年5月12日土曜日

TLM80 解体

とうとうTLM80を解体しました。
2004年の夏から、ほとんど乗らずに雨ざらしになってたTLM80ですが、いよいよ置き場所に困り、解体しました。
まともなバイクで有ればオークションで売る事も考えられますが・・・




アンダーフレームが、エンジンの形に曲がってます。




こちら側は食い込んでますねぇ。限界です。
私はアンダーガードを当てる乗り方では無いんですが、どうしてもこうなります。
オリジナルのステップブラケットも溶接部分が割れてますので、ここらが潮時でしょう。