2009年12月15日火曜日

TLM220 フロントフォークのセッティング その3

んげっ!




だったので・・・




またまたオイルを追加しました。これで、油面80㎜+10ml+10mlですねん。

てか、最近頭がおかしい・・・血管が詰まり気味?元から?おっさんだから?
ま、いっか。


2009年11月21日土曜日

TLM220 フロントフォークのセッティング その2

油面80㎜、サグ45㎜でも少し当ったので、さらに強化しました。




油面で管理するのが面倒で手抜きしてます。左右とも同じ量を入れれば問題なかろうと・・・
注射器で10ml追加しました。油面80㎜+10mlです。




スペーサーは前回まで使っていた5㎜厚の物を追加。8㎜+5㎜の計13㎜です。
TLM220の時は10㎜厚でも硬く感じたのですが(柔らかいリヤサスとの兼ね合い?)、今回は13㎜厚でも違和感が無く、もう少し追加しても問題なさそうです。




で、サグを計ってみたんですが、何故か前回とほぼ同じ値でした。
空車1Gの沈み込みが変化しているだけのような・・・悩みます。

しかし硬くはなったので、いつもの山道でフルストロークテストをしてみました。




このスポンジテープは厚さ4㎜で、ちょっと触っただけで跡が残るタイプなんですが、当った形跡が有りません。少なくとも4㎜手前で止まったと言うことですね。
サグは上手く計れませんでしたが、何とか完成しました。
ほんじゃね~


2009年11月16日月曜日

フロントフォークのセッティング

深くストロークした時にアンダーブラケットとスタビライザーが当るので、スペーサーの厚みアップとオイルの増量をしました。
データを残しておく為に、先立って「サグ」を調べておきます。

「サグ」とは、空車1G(何も荷重が掛かっていない状態)から乗車1G(ライダーが何時もの装備をして自然に乗車した状態)を引いた数値で、スプリングの沈み込み量の事です。
リヤサスが深く沈むとフロンとフォークが寝て、沈まないとフロントフォークが立ち気味になります。で、体重(装備とも)に合わせてスプリングを調整し、前後のバランスを取ります。
測り方はダンパーを再弱にして、リヤフェンダーの取り付けボルトとリヤのアクスルシャフト間を測定します。出た数値の空車時から乗車時を引いた数値がサグです。これを合わせる事でバイクとライダーのバランスが取れる?筈?なんです?が?
でも、2本サスのTLRには全く関係の無い話ですな~、ダンパーを再弱にと言われても出来ないし、スプリングは5段階に調整するだけだし・・・(泣)
主にモトクロスやトレールモデルなど、ストローク量が多く姿勢変化の大きいバイクで行われるセッティングです。
と言う事でリヤがメイン!のようですが、当然ながらフロントも調整します。

10年ほど前だったでしょうか、トライアル車でもサグが話題になった事が有りました。
しかし、トライアル車の場合はストローク量が少なく姿勢変化も僅かだと言う事と、基本的に好みやライディングスタイルによってセッティングが変わりますので、あまり一般化はしなかったように思います。走ってみた感覚のセッティングになっているのではないでしょうか?
そんなこんなで、トライアル車のデータが無いと言うか、見当ら無いと言うか、本当は、ストレート・オンのでぃ~さんに聞いた数値を忘れたと言うか・・・

無い物は(忘れた物は)仕方がないので、ガルル誌(小菅メカ?)のモトクロッサーとトレールのデータを参考にセットします。
2本サスのTLRですのでリヤは関係無いんですが、一応書いておきます。

●モトクロッサー/リヤ:100㎜が基準。車種によって90~105㎜。フロント:60㎜

●トレール/リヤ:全ストローク量の3分の1。フロント:全ストローク量の4分の1




と言う事で、トレール車のフロントデータを採用し、全ストローク量の4分の1沈み込みを目標にします。

TLM220(私のTLRはTLM220のフロントフォークになっています)のデータは無いんですが、TLM200とRTL250Rのフロントフォークストロークは180㎜ですので、220も180㎜と言う事にしておきます。で、4分の1沈み込みで45㎜と言う事になります。
が、私のフロントフォークは40㎜しか沈んでいませんでした。上々ですね。5㎜厚のスペーサーが入っているお陰でしょうか?




右側が、今回入れた8㎜厚のスペーサーです。(製作に5時間ほどかかりました。旋盤だと、あっという間なんでしょうねぇ・・・もう嫌だ!こんな生活)
オイルは95㎜の油面を80㎜まで上げました。初期は柔らかく動き、ぐっとダンパーが効き良い感じです。
再度サグを調べます。




んげっ!なんでっ!45㎜沈み込みました。スペーサーを3㎜厚くしたのに5㎜増えてる!・・・
ストロークさせた手答えは顕かに硬くなってるんですが、動きはスムーズ。新品オイルとメタルラバーの効果なのでしょうか?8㎜厚のスペーサーを入れた状態で標準サグになってしまいました。
「ま、硬くなってるんだし、良かろう」
と言う事で、何時もの山道でテスト。
普通に走っている分には問題ありませんでしたが、下りで思いっきりフロントフォークを押し込んだ所・・・ゴスッとね。当った感触が。
これです。




紙テープが破けるほど強くは当ってませんので、もう少しオイル量を増やしてスペーサーを追加すれば当らなくなりそうです。
目標!サグ35㎜!でしょうか?


2009年11月7日土曜日

フロントフォークの平行出し

フロントフォークは望遠鏡の筒の様に出入りして動いています。(テレスコピックサスと言うそうな)
1本で有ればアウターとインナーがスムーズに動けばいいんですが、フロントフォークの様に2本になるとインナーとアウターだけの問題ではなく、左右の平行がとても大事になります。
転倒でフロントが捩じれたり、フロントの動きが渋いな~と思った時は、フォークの平行出しと動きの芯出しをします。




トップブリッジ以外のボルト(矢印の部分)を全部緩め、ブレーキをかけてフロントをストロークさせます。これで平行と動きの芯が出ました。




斜め方向から、左右のインナーパイプの内側を見て平行の確認。画像では隙間が有りますが、ピッタリ重なる所で確認しています。
平行がでていなければ再度ストロークさせて確認。繰り返しても平行が出なければ、前輪を足で軽く蹴って修正します。で、再度ストローク。
平行が出たら、以下の順番でボルトを締めていきます。




①アクスルシャフトを締める。




②割締めボルトを締める。(ナット側を先に締めています)




③アンダーブラケットのボルトを締める。




④最後にフロントフェンダーを締め付けて完了です。
んで、再度ストロークさせて動きを確認。メタルラバーをシュットひと吹き。再度ストロークさせて確認。って感じかな・・・


2009年10月18日日曜日

TLM200RF

TLM50を買ってから半年余りだったでしょうか?TLM200と言うとても魅力的なバイクが発表され、これは買うしかないでしょ!と、中型免許を取得!その足でバイク屋さんに行き、力いっぱい予約しました。
しかし、予約した黄色は生産台数が少なかったのか、周りの皆さんが乗り出してから、半年遅れくらいで手元に来ました。
これです!




乗り出して暫くはガサガサの所ではグリップさせられず、「バイク選びを失敗したかも?」と思っていたんですが、人は慣れるんですね~、何時の間にやらグリップさせられるようになっていました。

そう言えばTLM220を買った時も「失敗したー!」と、思いました。200と比べるとフロントが重くサスペンションが柔らかかったんです。

で、この200で、亀岡トライアルランドの草トライアルに出場した時にそれは起こりました!
セクションの下見が終り、エンジンを掛けた途端にガラガラガラととんでもない音が・・・慌ててエンジン停止!
「ヤバイ!さっきまで普通に走っていたのになんで?何の音?」恐る恐る再始動したら、異音は治まり普通に走れるようになっていたんですが、もう競技どころではなく、エンジン音ばかり気にしていました。
恐々ながらも何とか走り終え、帰宅して直にエンジンを開けると・・・




きゅ、きゅ、吸気口の下がっ、割れて無くなってるじゃあ~りませんか!そりゃぁ、ガリガリ音がするわな~
さて割れた欠片は?と、クランクを回しながらクランク室を覗き込んだんですが、何処にも欠片が無い!(見付けられないだけなんですが・・・)
見付けられないものはどうしようもなく、そのまま新品ピストンを組み込んで、TLM220に乗り換えるまで乗り続けたのでした。いったい欠片は何処へ行ったのか・・・

思えば、こんな出来事も四半世紀近く前の事、今となってはピストンもリングも手に入らないようです。

Uターン★ライダー TLM200

ホンダは基本的に4st.メーカーですので、2st.エンジンを使った車種は少なく、さらにTLM200と同じエンジンとなると、母体となったMTX200しか思い浮かびません。
と言う事で、ホンダ製で流用出来るピストンを探すのは至難です。かと言って、中途半端な200ccとなると他のメーカーでも見かけません。
2st.メーカーのヤマハで200ccと言えば、SDR200くらいでしょうか?しかしSDR200のボアを調べてみると66㎜(TLM200は67㎜)と1mm小さい。

純正で探すのは難しそうなので、Googleの広告で良く見かけるT.K.R.J.でオーバーサイズピストンを調べて見ました。
これです!


<2013年9月1日:追記>
2012/4/10に同じ内容の事を書いてしまったのですが(ボケ症状です。許してニャン!)、それを読まれた森のクマさんが、実際にTY175用を購入しトライして下さったのですが、残念ながら吸気穴の位置が違っていて使用出来なかったとの事です。
ピストンリングはエキスパンタリングを入れなければ使えるようです。
詳しくは下記のコメント欄をご覧ください。

http://wind.ap.teacup.com/applet/furattoclub/373/trackback


2009年8月1日土曜日

キックペダル加工

久々にTLM50ネタを・・・
2006年2月の画像です。気付いておられたかも知れませんが、私のTLMはキックペダルの先端が有りませんでした。
「大転倒で折れた!」訳ではなくて、軽量化の為にカットしていたんです。




この状態でキックするとステップまでしか踏み込めないんですが、始動は問題なくできます。




そこまでせんでも・・・
と思われるかも知れませんが。1gでも軽くしたいのがトライアル。そこまでするんですねぇ。
これで100g近く軽量化できていたのかも?

で、TLR200もカット出来ないかと踏面の内側でキックしてみたんですが、重くて始動に難有りでした。残念。


2009年7月26日日曜日

TLM200のセットアップ

ネタは有るんです。有るんですが・・・
今日も温故知新と言う事で、何卒よしなに・・・

1985年。TLM200の発売と同時に、コンペマシンへのセットアップ方法が各雑誌に掲載されました。
当時のモトライダー誌の切り抜きです。



この他に・・・
●フリクションロスを出来るだけ無くしスロットル操作を軽くする為に、オイルポンプを撤去して混合にする。
●フロントスプロケットを10T、リヤを39Tに変更する。(2速を主体として走る)
●タイヤを競技用のラジアルにする。
●チェンジペダルをダイレクトタイプに変更する。
●保安部品を外す。
と言ったところでしょうか。


2009年2月8日日曜日

フロントフォーク オイルシール交換

7年ほど前まで、TLM80で使っていたTLM220のフロントフォークです。これをTLR200に移植します。
が、7年ほど放置している間にオイルが漏れ出してました。




画像では分かり辛いのですが、オイルシールとダストシールの間にオイルが溜まっています。
シール交換は分解しないと出来ませんので、フォークオイルを上から排出しアウターの下のボルトを外します。
バイクに付けたまま、又は万力に固定した状態で緩めると失敗はしないのですが、今回は外した状態でしたので手で押さえることしか出来なくて、ボルトを舐めてしまいました。
ボルトも少し特殊?で、頭が小さくて穴が浅いので舐めやすいんですが、ちゃんと固定した状態で新品に近い工具を使用すれば問題有りません。
舐めたものは仕方が無いので、平タガネで緩む方向に数回叩いて外したのでした。




上が外したボルトで、下が代わりに使用するステンレスのボルトです。(適当な長さがこれしか無かったので)




オイルシールは、専用の工具やマイナスドライバーでコジッて外す事が多いのですが、TLM200/220は、インナーパイプをコンコンと強く引っ張るとスポンと抜けます。




洗浄します。画像右下、トップボルト横のワッシャーは、バネレートを上げる為に入れている物です。5㎜厚のアルミ板を切り抜いて作って有ります。
納得出来るくらい綺麗にしたら、インナーパイプにシートパイプを入れ、ロックピースを取り付けてアウターの下から件のボルトで取り付けます。




で、オイルシールを上から入れるのですが、この時にオイルシールのリップに傷を付け、新品に交換したのに直にオイルが漏れ出したーっ!と言う事が有ります。
ホンダの場合は、入れやすいようにパイプの上を斜めに加工して有るのですが、加工していない外車は特に失敗しやすいようです。
そんな愚かな失敗をしないように、サランラップを巻いてからオイルシールを入れましょう。滑りが良いようにシリコングリースを全体に塗布してます。




フォークシールは、オイルシールプッシャーと言う専用工具で打ち込むんですが、そんなオシャレな工具は持っていませんので、外した古いシールを上に乗せ、プラスチックハンマーで少しずつ叩き入れます。




入りました。古いシールをほじくり出して、ストッパーリングをはめ込めばシール交換終了です。




残り物のフォークオイルです。5番は900cc位、15番は100cc位残っているようです。
指定はウルトラクッションオイルの10番なんですが、この残り物オイルをそのままブレンドして入れます。適当ですんません。




完成!
オイルの粘度は適当なのに、油面は正確に設定しました。
すんません。情緒不安定でノイローゼ気味なんです。
適当なパイプを用意し、TLM220の油面である95mmの位置に目印のテープを貼り、そこをインナーパイプのトップに合わせて注射器で吸い出せば、ぴったり油面が出ると言う優れ物です。
恒久的なものを作って置けば良いんですが、何時もストロー等で代用品を作ってる気がします。




左側も有るんですが、漏れているのかいないのか微妙なのでそのままです。使ってみて大丈夫で有ればオイル交換をしましょう。

一応フロントフォークは目途が立ったのですが、問題は肝心かなめのブレーキ関係。はたしてこのままで使えるのでしょうか?はたまた分解整備が必要なのでしょうか?
んんー。7年間放置した後始末は大変だ・・・